加工製品紹介
加工製品紹介です。
この部品は材料が真鍮で段付きの貫通穴がある製品です。
外径部にR加工のつながりが有り結構ややこしいプログラムでした。
ただ、材質が真鍮なので1度加工が始まれば刃物も結構もちました。
加工後、穴の中の切粉残りがある部品があり、ガサガサと洗い切粉を
落としたいところですが真鍮はやわらかくダコンが付きやすいので洗浄時には
慎重に取り扱いました。
しかし最近真鍮部品が多いなー。材料の高騰は何とかならないものでしょうかね。
もう1点。
SUS440Cの部品です。
この部品は公差±0.004部があったり、面粗度6.3Sがあったりと大変でした。
うちはSUS440Cを加工するのが初めてで条件探しから始まりましたが、
ロットが多く、納期が非常に厳しくなかなかゆっくりと条件探しをすることが出来ませんでした。
その為なかなか寸法が安定しない、面粗度が荒くなる等非常に手こずった部品でした。
なんとか納期に間に合わせることは出来ましたが結局いい加工条件を見つけるまでは
出来ませんでした。チップを使いメーカーの推奨条件で加工しましたが・・・・・・。
結局手研ぎで毎日のように再研をする羽目になってしまいました。
非常に手ごわいSUS440Cでした。
今後はこのいやな印象を引きずらないように早急に克服する事が課題です。